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ITデザインについて(その2)

平成の初めころ日本でもCG(コンピュータグラフィックス)という言葉が流行り、コンピュータを使って何でもできる時代がやってきたと言われておりました。
実際には、それからのコンピュータのハードとソフト両面の進化により、当時としては予測できないほどに進化してきました。この当初から教育現場で議論られていたものは、「絵の描ける者にコンピュータを教えるのか、コンピュータの扱える者に絵を教えるのか」という問題でした。当時はコンピュータは高価で珍しいものでほとんどの人が触ったことがなかったからでもあります。パソコンの OSにWindowsが出現してからはソフトも豊富になり、値段も安くなり、誰でも扱うことが可能になり、ますますなじみやすくなってきました。これに輪をかけて進歩したのがMac OSです。特にグラフィックの世界ではAdobeの発展は凄まじいもので、現在では Creative Cloud の一人勝ちです。
 これに対して、「絵の描ける者」はあまり評価されてはいません。小学校の授業の中でも図画工作の時間は少なくなり、専門の絵画の先生もほとんどいなくなりました。ところが、外国人の留学生と話をしてみると日本人はほとんどの人が絵を描くことができることに気がつきます。「絵」とは難しい絵画を示すのではなく、誰でも描ける落書きなのです。日本人の皆さんは子供の頃、新聞広告の裏に絵を描いていませんでしたか?実はこれが後に役に立つのです。
 絵を描くことは目で見たものを手を使って表現することです。デザインを学ぶ人はこれが基本です。目で見ることは目で見れる範囲の全てを脳に伝えて認識することです。その中から必要なものだけを手を使って表現するのが「絵」です。それをコンピュータの中で表現するのがCGです。(続く)


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