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浜田産業技術センター研修(6月6日)

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6月6日、7日と陶芸科は泊まり込みでの研修を、浜田産業技術センターにて行いました。
浜田周辺のいわゆる石見地区は石州瓦の生産、また温泉津焼、石見焼といわれる窯元もあり
やきものの盛んな地です。技術センターでは島根産の資源を使っての釉薬や新しい原土の試験、また生産された瓦へJIS規格をつけるための様々なテストをしておられます。
今回は釉薬についての基礎実習ということで、島根デザインからは事前にある「岩石」を持ち込みました。5月にモノ制作科で学校の裏庭を耕し畑を作りましたが、その時に地面からたくさんの石が出てきて、邪魔になるといって取りだしていました。その岩石をよくみると、少し白く光ってて、茶色な部分もある。きっとなにかに使える!とそれらの岩石を拾い出し、産業技術センターに送ってみました。技術センターの若槻先生はさっそくそれらを砕いて1300度近くまで焼いてみて下さいました。写真はそれです。左端の器の中にちゃいろっぽいものがどろっとしているのは、岩石をかなり細かく砕いて焼いたものです。つぶつぶが残っているものは焼き前の粒が大きいものです。茶色く発色しているのは若干の鉄が含まれているということです。これらの石をもっと溶かそうと思えば、なにを入れれば良いのか、と言ったことを釉薬の話の始まりとしました。
それからさまざまな原料の成分などを見ていきましたが、そのなかで「小馬木カオリン」というものに出会いました。「小馬木」とはここ島根デザイン専門学校がある奥出雲町にある地域です。かつてその小馬木というところから「カオリン」をとっていたということです。
最近は取られていないそうで、近々技術センターの方々と地元のやきもの関係の方々で調査に行かれるそうです。国産のカオリンはやきものの材料としてはあまり目にせず、韓国カオリンやニュージーランドカオリンなどを輸入し使っていることが現状ですが、奥出雲町でそうしたものが取れていたということは驚きでした。これらの調査にも学生を参加させ、地元の資源を使ってのモノ作りを学んでいければよいなと思っています。
2日目の午後からは大田市にある森崎窯業さんという瓦の生産をされている企業さんに「福光石」の採掘場に案内していだたきました。石見銀山の五百羅漢を作っている「福光石」もその採掘場から切り出したものだそうで、400年前から同じ山を切り出しているそうです。巨大な山をブロックで切り出した跡は遺跡のようでした。この『福光石」を使って陶芸科は釉薬調合を試しています。来待石のように鉄を含み、安定した茶色や黒に発色する釉薬になります。簡単な調合でそのような色ですが、これからいろいろテストをし、新しい釉薬作りをしていこうと思います。
2日間の合宿のような研修は、一日目は夜8時半まで行い、キャンプ場で泊り、朝は海を散歩し2日目も半日の釉薬研修のあと、採掘場や工場見学、温泉津の古い登窯の見学などめいいっぱいのスケジュールでした。本当にへとへとになりましたが、とても有意義な研修になりました。 2枚目の写真は福光石の採石場です。
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