むらくもの丘便り
デザイン・工芸・アート
『超・美術館革命』
皆さん、『超・美術館革命』(角川oneテーマ21)という新書をご存じですか。
じゃぁ、『金沢21世紀美術館』を知っていますか。
本書の著者は、前館長の蓑 豊(Mini Yutaka)氏である。現在は金沢21世紀美術館特命館長であられる。
『金沢21世紀美術館』は、石川県金沢市にある現代美術の美術館である。愛称まるびぃ。
2004年10月に開館し、年間130万人が訪れ、奇跡の美術館と呼ばれている。

本書では、この美術館の設立の経緯、どんな美術館にするか、どうやって来館者を増やすかなど、
これからの新しい美術館のあり方、さらに美術館長のあり方までリアルにストレートに述べられている。
この美術館の奇跡は、実は奇跡ではなく、なるべくして成ったものであると伝わってくる。
文化は人類の財産であり、そこらにあるモノとは違い貴重で高価なものある。
その財産を収集した場では、粛々と来館者に無言で鑑賞を求めてしまう。
今までの美術館はその典型であろう。
誰もそんなものだと思っていた。私もお話しながら観ていたら、注意を受けたことがある。
施設の方向や展示内容によっては、そんな場も必要であろう。
今までそうであり、このことが悪いとは思わないが、
本書では、今まで以外(以上)の新しい何かが起こっても不思議ではないことを伝えてくれる。
現代社会では、行政主導の文化施設は多い。しかし、つくることが目的となっていないか・・・
採算をあまり考えないのか、赤字が続き、結果的に維持が難しくなった話や記事を見ることがある。
この本からは、これから文化施設のあり方の一端を知ることができ、
これからの美術館(文化施設)のあり方・方向を考えてしまった。
本校でも、展示したい芸術作品を預かっており、現在、本校のギャラリーで展示中である。
しかし、いずれは、奥出雲町と協議して展示施設を設けたいと思っている。
作品内容で場・規模・方向は違って来るが、見る側(来館者)の満足を考えて進めたいと思う。
意識は常に時代に対応していきたいと思う。
東京です。(7月5日)
4日の午前中は、川崎市にある『岡本太郎美術館』の村田館長にお会いしました。
館長は、私にとっていろいろな面での師であり、本校にも数度きていただいたこともあります。
本校には、ニューヨークを拠点に世界的に活躍された下田治先生(2000年没)の彫刻作品7点を預かっています。学内のギャラリーと体育館前の広場に展示しています。
この大切な作品の保守保存のあり方、今後の広報展開についての打ち合わせをしました。
的確なアドバイスをいただきましたので、早速実行する予定です。

『岡本太郎美術館』は、展示替えのため、あいにく休館中でしたが、建物の前にあるモニュメント作品は迫力満点でした。
また、 今月の14日(土)ー9月17日(月・祝) までは、
「アマゾンの侍たち ―人間・自然・芸術― 」展
SAMURAI OF AMAZON ‐Human・Nature・Art ‐ が始まります。

詳しくは http://www.taromuseum.jp/ でチェックして下さい。
私も行こうと思っています。


