むらくもの丘便り

島根探訪100選−3「鹿島の海」

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風が、体を巻くように流れていき上空に、鋭い眼光のトビが
獲物を探しながら強風の中を旋回して行く。

ここは、島根の松江市鹿島町の海。

空は、勢い良く雲が流れ、砂浜の表面を砂が風に運ばれ飛んで行く。

空の青、海の青はいずれも光の中にある波長である短波長が、空中や水中で
分散し青く見える。

この青は、世界中で一番愛されている色彩である。

それもそうだろう!青が嫌いな色であっては世の中がつまらない色で
覆い尽くされる。

過去、日本人は限られた色の中で色彩を楽しむしか無かった。
紺屋から生まれでる藍染めの青、紺、藍色、新橋色、浅葱色それらは
すべて蓼科の一年草から生まれでる「藍染め」の簡易に出来る色だった。

まさに「ジャパンブルー」そのものである。

藍染めの藍は蓼(タデ)という植物から作られる
「蓼食う虫も好きずき」苦い蓼の葉を好む虫がいるように、
人にも様々な好みがあるということわざである。

色を知るということは、まさに究極の文化、芸術、歴史、自然、科学を
知る、奥深い知的冒険を意味するロマン満載の「旅」である。

記 青木和幸


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