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むらくもの丘便り

『超・美術館革命』

2007年7月20日

皆さん、『超・美術館革命』(角川oneテーマ21)という新書をご存じですか。
じゃぁ、『金沢21世紀美術館』を知っていますか。
本書の著者は、前館長の蓑 豊(Mini Yutaka)氏である。現在は金沢21世紀美術館特命館長であられる。
『金沢21世紀美術館』は、石川県金沢市にある現代美術の美術館である。愛称まるびぃ。
2004年10月に開館し、年間130万人が訪れ、奇跡の美術館と呼ばれている。

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本書では、この美術館の設立の経緯、どんな美術館にするか、どうやって来館者を増やすかなど、
これからの新しい美術館のあり方、さらに美術館長のあり方までリアルにストレートに述べられている。
この美術館の奇跡は、実は奇跡ではなく、なるべくして成ったものであると伝わってくる。

文化は人類の財産であり、そこらにあるモノとは違い貴重で高価なものある。
その財産を収集した場では、粛々と来館者に無言で鑑賞を求めてしまう。
今までの美術館はその典型であろう。
誰もそんなものだと思っていた。私もお話しながら観ていたら、注意を受けたことがある。
施設の方向や展示内容によっては、そんな場も必要であろう。
今までそうであり、このことが悪いとは思わないが、
本書では、今まで以外(以上)の新しい何かが起こっても不思議ではないことを伝えてくれる。

現代社会では、行政主導の文化施設は多い。しかし、つくることが目的となっていないか・・・
採算をあまり考えないのか、赤字が続き、結果的に維持が難しくなった話や記事を見ることがある。
この本からは、これから文化施設のあり方の一端を知ることができ、
これからの美術館(文化施設)のあり方・方向を考えてしまった。

本校でも、展示したい芸術作品を預かっており、現在、本校のギャラリーで展示中である。
しかし、いずれは、奥出雲町と協議して展示施設を設けたいと思っている。
作品内容で場・規模・方向は違って来るが、見る側(来館者)の満足を考えて進めたいと思う。

意識は常に時代に対応していきたいと思う。

カテゴリー:デザイン・工芸・アート

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